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エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 (ほ18-1))レビュー
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 (ほ18-1))については、レビューするまでもないと思いますが、
持っている友達に聞いたらとても高評価でした。
さすが筑摩書房の物は違いますね。
私自身は、金欠でまだ買えませんので、買える方がうらやましいです。
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 (ほ18-1))早く欲しいなぁ^^;
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 (ほ18-1))購入された方、ぜひレビューしてくださいね。
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫 (ほ18-1))
西崎 憲

定価: ¥ 672
販売価格: ¥ 672
人気ランキング: 79228位
おすすめ度: 
発売日: 2007-05
発売元: 筑摩書房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
他の人には書き得ない物語、という力
新訳のおかげで読みやすい。このところ新訳の本がけっこう出ているけれど、今の言葉であることの読みやすさを痛感する。ありがたい。村上春樹訳、という特殊なスタイルもありだとは思うが、むしろこうした地道な翻訳作業に実りがあるといいなと思う。でないと海外の名作はそのうち誰も読まないものになってしまう。もちろん村上春樹訳、でもいいのだけれど。
正直に言えば、高校生以来のエドガー・アラン・ポーである。訳者自身の加えた評伝にある通り、高校生が反応しやすい物語だ。実際、そうだった。とはいえ、やはり今回読んで失望した訳ではない。どきどきするし、悲しくなるし、エドガー・アラン・ポーでしか味わえないものはやはりあるんだな、と思った。「アッシャー家の崩壊」を終えたところで読むのをやめようかと思ったのも、この物語がよくできていたからだと思う。評論家の言うことはその人の生きて来た範囲の話だ。ポーの人生はもっとすごいし、ずっと破綻している。
荒んだような、不思議な気持ちになりつつ、最後の評伝まできっちり読んだ。そうか、本国での評価は微妙だったんだ、と今さら知った。
さて。問題はこの本の装幀である。中身とは関係がない。においは近い。しかし。これはどう見ても松井冬子の絵以外の何ものでもない。それはポーとなんら関係はない。結び付けた気持ちは判らなくはないが、ただただ借り物である。
この本のデザインに関わった人々はペヨトルの「夜想 #耽美」に見事に取り込まれたこの絵を知らなかったんだろうか。あまりに、安直なブックデザインであることは間違いない。